引っ越しの不用品処分の前に…

引っ越しで物を捨てる前に……

不要品

 

引っ越しは不要品を捨てるよい機会だといわれます。確かに、荷物が少なくなった分運送料は安くなりますので、できるだけ荷物を減らしたい長距離引っ越しの前には、処分を検討する人が多いはずです。また、新居はきれいに片付けておきたい、不要品はすっきり処分したい、という気持ちもわかります。

 

でも、それは本当に不要品でしょうか? 特に引っ越しのときは気持ちが「処分モード」になりますから、つい何でも捨ててしまいがちですが、あとで後悔した、という声もたくさんあるのです。必要・不要の基準は人によって違いますが、捨てたあとで後悔するもの、トラブルになるものを3点あげてみます。

 

家族の持ち物

奥さんが中心になって荷造りしていると、ついやってしまいがち。何年も着ていない旦那さんのシャツとか、小さい頃に遊んでいたけれど今はしまいっ放しの子供のおもちゃなどを勝手に処分して、あとでトラブルになるケースは意外と多いです。必ず本人に確認しましょう。

 

あと、男の方は物体愛が強いですから、「取っておく」と言っても怒らないで。

親しい人からもらったもの

友人からもらったもの、親が何かの機会に買ってくれたものやおさがり、写真などです。

 

これらも捨てて後悔する方が多いですね。たとえば、サイズが合わないなどの理由で使わないことがわかっているとしても、こうしたものはただの物品ではなくて、その人の気持ちや思い出が形になったもの。できるだけ取っておいた方がいいですよ。

熱中しているもの

書籍、CD、フィギュア、模型など趣味関係のものを大量に持っている方は、引っ越しなどの転機があると、魔がさしてそれらをばっさり処分する傾向があります。

 

「荷物を少し減らしてよ」など家族から苦情がくるためかもしれませんが、でも、話を聞くと処分したほぼ100%の方があとで後悔しています。苦情は一時の苦痛、喪失は一生の苦痛です。どうか大事なものは守ってくださいね。

 

物を溜め込むのは良くないといわれます。でも、物というのは、「使う・使わない」、「必要・不要」で分けきれるものではないですよね。「捨てればよかった」という後悔と、「捨てなければよかった」という後悔とでは、取り返しがつかない分、後者の方が痛みが強いものです。

 

不要品ならリサイクルショップに引き取ってもらって換金した方が有意義だ、という意見もありますが、でもやっぱり、お金は使ってそれっきりなのです。

 

古美術鑑定士の中島誠之助氏が、「お金はなくなったらまた稼げばいいけれど、物は手放したらそれっきり、二度と戻ってきません」と、語っていました。それは本当に捨ててもいいものなのか、今一度手を止めて熟慮してくださいね。

 

なお、不要品をリサイクルショップに引き取ってもらうにしろ、市区町村の粗大ゴミで処分するにしろ、すぐに対応できない場合がありますので、引っ越しは早めに準備するのが大切です。

 

 

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